2016年03月22日の記事です
3月19日に 東京で開催された
多重債務問題シンポジウム「貸金業規制法改正後の現状と問題」に参加してきました
まず 驚いたのは その参加者の数の少なさです
平成20年頃 同じような全国規模の債務整理関係の集会には
数百人規模というか へたすれば千人規模の参加者がいましたが
今回は募集150名のところ
おそらく50名もいなかったのではないでしょうか
ちなみに このシンポは全国から参加募集を募っています
当時から 借金問題に携わるものとして 感慨深いものがあります
確かに 借金関係のことで 相談に訪れる方の数は激減しました
喜ばしいことです
が それで問題は終わらない というのが本シンポの内容
問題視していたのは 金融機関が注力している消費者ローンです
この類のローンは 総量規制の適用外(年収の3分の1を超える貸付をしてはならいという規制)ということもあり
借りやすさを前面に押しだしたりしていますが
その利率の高さは 現在の消費者金融とさほど変わらない 15%前後です
これは 他の住宅ローンやオートローン・事業者ローン等と
比較すると異常な高さです
そして 金融機関には 消費者金融が保証会社としてついていて
消費者金融の融資残高は 純粋な融資残高より 保証残高が上回ってきているとのこと
最近は 消費者金融も息を吹き返している印象を受けます
少なくなったと言っても 借金で悩まれている方は いらっしゃる
そんな方の 力になれる 事務所でありたいと思っております
(2016年03月22日の記事です)