こんな相続してはいけないという話

2019年9月の記事です

ここでもよく書いているのですが

相続は生前対策がこれでもかというくらい大事で

相続発生後紛争回避のため、できることは、そこまで多くないのです。

そんな親族間の紛争の火種である相続事案で、

今日はこんな相続してはいけないという話を。

旦那さんが亡くなって、相続人になるのは奥さん、そして男性の子供と女性の子供。

男性の子供及びその妻らの家族は奥さんと実家で同居中。

そこで、相続に伴い実家の名義変更をすることになりました。

長男は母と同居していて、実家で家族と暮らしています。

そんなわけで、長男に名義変更することになりました。

。。。。。。。。。。。。

これスゴく危険なわけなんですね。

わかりますか?

お母さんより先に、長男が病気、事故等で亡くなってしまったら?

そうです。実家は長男の嫁及びその子らの所有となるのです。

その嫁が実家を売りたいと言い出したらどうしましょうか?

高齢のお母さんは住み慣れた実家を出ていき、賃貸で暮らすのでしょうか?

貸してくれるところは、あるのでしょうか?

いや、うちは嫁姑関係は円満だからそんなことないよって思うのでしょうか。

何故、自分がそのような状況に追い込まれるリスクに思いが至らないのでしょうか。

そうならなければ当然良いです。

でも、もしなったら?

未然に防げたはずのことを漫然と見過ごしたことをしょうがないで割り切れますか?

知識はチカラです。無知は罪です。

資本主義社会でいきるとは、そういうことです。

そんなことは知らなかったは通用しません。

相続、生前対策等々。ご自身でその手続だけしてしまえばOK。

あまり安直に考えないことをお勧めします。

PS

後で失策を悔やみ、目の前で涙するクライアントを見ることも少なくありません。

(2019年9月の記事です)

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