2015年07月06日の記事です
司法書士の 成年後見業務を所管する団体で
リーガルサポートという団体があるのですが
その団体が行っている
無料出張相談というのがありまして
その担当で 相談をお受けさして頂くことがちょくちょくあるのです
そこで思うのは
成年後見を必要としている本人さんは多いのですが
申しだてに協力して頂ける 親族さんがいらっしゃる場合がほとんどない
それが理由となって
成年後見制度が十分に行き届いていないということです
成年後見の本人からの申しだては 認めてくれない場合がほとんどです(鹿児島家裁の場合)
となると 4親等内の親族の協力が必要になってくるのです
これがないと 市長申し立てしかないとなってしまいます
市長申し立ては 時間がかかり過ぎて
いつ申し立てになるのか全く判然とせず
はっきりいって 期待できません
それでも 市長申し立てしかない場合が多く
関係各位から 何かいい方法がないか?他に方法はないのか?と聞かれて
暗澹たる気持ちになることがよくあります
そういったことを考えると
本人が元気なうちに 任意後見契約を締結する
近親者が元気なうちに 成年後見の申しだてをする等
していただいた方がいいのかなと思うのですが
この後見申しだては 必ずしも 候補者とした方が
後見人に就任するわけではないというのも
なかなか 親族が申しだてをしない理由となっていると思います
後見については 相談需要はかなり多いのですが
相談から 後見について詳しく説明した後
実際に 申しだてを選択される方は
圧倒的に 少ないのが現状です
PS
後見は 本人さんのメリットには必ずなると思います
しかし
申し立て人となる 親族の方たちにメリットとなるかどうかは
ケースバイケースなんですよね
相談お待ちしてます
(2015年07月06日の記事です)