一人での卒業式:GW中なので、昔の話を。

2019年05月03日の記事です

ゴールデンウィーク初日 中学校の同窓会的な集まりに 参加してきました。

皆 それなりに齢を重ねて来ておるようで 色々と思うことがありました。

そこで今回は お会いした方に話すと興味を持っていただけることが多い

「一人での卒業式」という私個人の昔話をさせていただきます。

「一人での卒業式」。これは私の高校の卒業式のことです。

そうです。私は一人で、校長室で卒業式を行ってもらったのです。

理由は、至極簡単。卒業延期の憂き目に会っていたからです。

私の通っていた高校は、進学校でしたので、当然ほぼ皆進学のため受験勉強します。

私は、高校時代、大学に行く意義が見いだせず、皆と同じように意味もなく

(大学入学→就職→結婚→出産→マイホーム購入等のルートに乗るのが受け入れられなかった)

勉強することが耐えられなかった。

これは、私個人の強い習性です。皆と同じことはしたくない。

(強い強い拒否反応がでてしまいます。例えば、行こうと思っていたお店に直前で

他の人が入ると絶対行きません。)

幼少期から現在まで続き、これから先もきっとこの価値観が私の人生を支配します。

となれば、当然学校に行く意味もなくなるわけです。

ただ皆が行くから、私も行く。なんてロジックは、私の中にはありえないのです。

なんぼほど、高校を辞めようと思ったことか。

おそらく欠席日数は、1年時が30日程度、2年時が100日程度。

3年時は出席日数が100日ないと思われます。

ちなみに 当学年で 大学入学センター試験を受験しなかったのが3人いたのですが

当然私はその一人です。

(皆 オトモダチでした。)

通常であれば当然卒業できるような状況ではないですが

学校側としては いてもらっては困るという思いもあったのでしょう。

ということで、あなたは卒業式にはでてはダメです。

卒業式後、毎日補修課題を学校に提出しにきなさいとなったわけです。

で、約1ヶ月後、無事補修課題を提出しきった私は、母とお世話になった先生方数十人で

校長室で一人卒業式をむかえたわけです。

もう20年以上前の話ですが 今でも母校の前を通ると思い出します。

それでも、高校時代まーーーーーーーったく勉強しなかったことは 全然後悔していません。

あの時、何となく 勉強していたらと考えると そちらの方が恐ろしい。

学生卒業 新卒入社までは ある程度のレールがあります。

しかし、その後 若しくは レールから外れてしまったら 誰も行き先は教えてくれません。

私は、高校生という比較的人生の早い時期にドロップアウトを経験しました。

高校卒業後も、決して順風満帆ではなかったです。

(その話は、また機会があればさせていただきます。)

でもだからこそ、人生に対する耐性が築かれた部分も大きいです。

多くの辛酸を舐めてきたからこそ、多少のことでは動じなくなりました。

またこれからも様々なこともあると思いますが、それこそが人生というゲームの醍醐味ではないでしょうか。

PS

私が高校を辞めようとするのを引き止めてくれ

何とか卒業まで面倒を見てくれた 3年時の担任の先生には

ホントに感謝しております。

私が学生時代を通じて この先生はホントにいい先生だと思ったのは 彼だけです。

PPS

鹿児島の中心で事務所を構えて 司法書士なんてしていると

さぞ順風満帆な人生をと思われることが多いのですが

私の人生は決して 褒められるような人生ではありません。

今回は高校時の話ですが その後もホンット色々ありました。

事務所で一人 ふと思いたち 昔の話を書いてみました。

(2019年05月03日の記事です)

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